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先日に続き庇屋根の板金改修工事です。不思議なもので同じような工事が続くことがあります。何かのご縁でしょうか。
こちらのお宅はもう20年来のお付き合いで色々と携わらせていただいており、今回は最後に残ったというべき庇の改修工事です。築50年近くなりますがこまめに手を掛けていたこともあって当時の板金がいまだに健在でしたが、流石に唐草の錆も酷く部分的に朽ちてきてしまったので今回は一新することになりました。

庇の上にベランダが載っていたことで直接太陽光や雨にさらされることがなかったため板金の劣化があまり進まなかったのですが、かわりに軒先のベランダ脚の荷重により庇の先端が垂れてしまっておりました。既存板金を撤去後に相対的に軒先を持ち上げるように12mmのラーチベニヤ（構造用合板）を用いて下地を造作です。

次にルーフィングを施工、屋根材を拭き上げていきます。

今回は庇の勾配がないため、竪葺きのセキノ立平ロック20型を用いて施工。勘合式のため竪ハゼをパチパチと気持ちよく嵌めていき完成です。
基本はベランダのデッキ材を外して作業していますが、今回はクリアランスがあったのでこのままで大丈夫と判断して作業を始めましたが･･･、すぐに後悔。やはりしっかりとした作業を行うためにも楽観視はよくありませんね。雨押え作業を終えた後の安堵感は一入でした。

大屋根と下屋は数年前に瓦屋根から横葺き屋根に改修し、今回の庇屋根で板金屋根はコンプリート。毎年雨樋の清掃をさせていただいていることもあり建物の状態をしっかりと把握できているので今後も安心していただけると思います。S様、今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。

＜練馬区　石神井台　S様邸＞
庇屋根改修工事
屋根材：セキノ興産　立平ロック20型　0.4mm
下葺材：タジマ　PカラーEX+

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