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<西東京市 ひばりが丘> 棟板金工事※注意喚起

※今回は注意喚起を込めての投稿となります※
西東京市のホームページにも注意喚起がでておりますのでご参照ください
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最近、「屋根の一部が剥がれています」や「近くで作業をしているのですが…」等の文言での訪問営業が問題になっています。一時期よりも下火になってはきましたが今だ月に何件かはこの手のご相談を受けることがあります。今回もその一例ですが一度工事を終えた数年後に別業者に再度の訪問を受けたとの事で心配になり娘さんを通して地元の当社にご相談をいただきました。
現調にお伺いした際に詳細にお聞きすると数年前に訪問営業を受けて工事を行ったとのこと。再度の訪問にあたり不安を覚えてのご依頼でした。こちらも一度手を掛けているのならば心配はないでしょうとお話しをして屋根を拝見すると…、
 

この状態でした…。詳細に点検をしていくと、

もう言葉も出ない内容です。再度の訪問以前に一度目で騙されていたようです。施主様からお聞きしたこの工事金額は当社ですべて交換した今回の工事金額の実に三倍】…。滅茶苦茶です。
この内容を施主様にお伝えしたところ今回を期にしっかりと直して欲しいとのご要望をいただきまして作業に取り掛かることになりました。

まずは既存棟板金を解体、撤去から。

貫板は新しく交換されていました(ここは良心的、いや当たり前のことです)…が、胸騒ぎがするのでこれも撤去します。

はい、思った通りです。職人特有の嫌な感じがするときはこの『勘』は結構当たります。
最初に施工した際の錆びた釘を放置して貫板を打ち付けていました。これでは場合によってはせっかく新しく取り付ける貫板が割けてしまう事もあります。また、下画像の端の部分に打たれているビスもご法度です。この端の部分は「ケラバ」と呼ばれる板金役物の水返し部分となっておりプロであればここにビスを打つ者はまずおりません。

今回は棟芯部分のルーフィングに劣化みられたのでコロニアル表面からとなりますが片面防水テープで処置をしておきます。

そして貫板を打ち付けて棟板金を固定します。ここで貫板の固定ですが、まず下穴を空けてから、

ビスで固定します。

それはなぜかといえば、ビスを直接打ち込むとコロニアルを割ってしまうリスクがあるからです。こんな風に。

いろいろと細かい部分を気にかけながら作業を進めていきます。新たな貫板を打ち付けて棟板金を被せて仕上げに入ります。

端部もしっかりと加工をして完成です。

施工完了後がこちらです。しっかりとラインも通してありますので綺麗に仕上がりました。

最後に雨樋の清掃をして今回の作業は全て終了です。

今回は施主様のご理解、ご意向を含めて注意喚起をしたいこともあり作業を詳細にお伝えしました。工事の技術も大切ですが、施主様にとっては工事に携わる者の誠意の方が大切だと私は考えます。いくら技術に優れていてもそれを活かす心がなければ無意味です。とは言え技術が伴わなければ話しになりませんのでその両輪を共に高めるべく今後も努めて参ります。
また、このような業者に一度工事を依頼された場合には施主様の情報が出回っている場合がありますのでお心当りのある方は注意が必要かと思います。

K様、この度はご用命いただきまして誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

<西東京市 ひばりが丘 K様邸>
棟板金交換工事
原板:JFE鋼板 極み 0.35mm

 

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