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2025.07.15施工Blog 屋根
<西東京市 住吉町> 屋根カバールーフ工事
週明けから台風が接近しており今日は風の強い一日ですね。強風は板金作業には大敵ですから現場作業は中止して事務作業に勤しみます。
今回は5年前に雨樋交換と棟板金工事をおこなった施主様から雨漏り修理のご依頼です。
ご連絡をいただいた後に当時の作業資料を見返すと「屋根葺き替え若しくはカバーの必要あり」と明記があり当時の作業時点で私から提案を行っていました。施主様も当時の経緯を把握されており今回カバールーフ工法で全面的に屋根改修を行うことになりました。前回の工事の際に優先順が後になりましたが結果的には必ず手を入れなければならない時期は訪れます。
早速屋根を確認しますが、当時作業をした棟板金は全く問題ありません。
一見して全く問題ないように見えますが下画像の黒ずんで見える部分が雨漏りの個所となります。コロニアルの重ね目回りに苔が見られることからこの周囲の水捌けが悪いことは間違いありません。
早速作業に取り掛かります。まだまだ使える棟板金、勿体ないのですが撤去します。
棟板金を撤去して再度確認します。棟回りからの雨漏りの様子は見受けられないので既存ルーフィングの経年劣化で間違いありません。
役物を取り付けながら新しいルーフィングを敷き込んでいきます。
今回もタディスホワイトを使用しました。詳しい方によく質問をされますが、当社が粘着性ルーフィングを使用しないのには理由と私のこだわりがあります。この点は施主様にお話をさせていただき選択していただいております。
屋根材はIGヒランビー220、最近はガルテクトのご依頼が多いのですがこちらはコストパフォーマンを求める方にお勧めしております。
棟部分を立ち上げて算木を通し貫材を取り付ける土台を設けます。
この算木に貫を取り付けます。
こうすることで貫が屋根材と直接触れることがなく雨水や湿気の影響を受けることがないので貫のもちが格段に違います。直接打ち付けた場合の状態(その場合はどうなってしまうのか)はこちらでご覧いただけます。
最後に棟板金を被せて施工完了となります。
今回はスリットを揃えない回し葺(乱葺)で仕上げています。勾配の緩い建物では下から屋根が見えない建物などやスリットを揃える千鳥葺よりも材料のロスが少ないので若干ですが費用を抑えることができます。
今回のように一見して問題がないように見える屋根の雨漏りは総じて下葺材(ルーフィング)の劣化によるものです。コロニアル葺の施工はただ重ねていくだけのものなでコロニアル本体に防水性(止水力)はありません。コロニアル本体を屋根に固定する際の「釘穴シール性能」、要はルーフングが雨漏り防止の一番大事な部分なのです。ただ、板金製品はハゼ組工法ですから屋根材自体に防水性が担保されるのでそこがコロニアル葺と大きく異なる部分です。
築年数により手のかけ方もかわりますのでメンテナンス時期のご相談なども遠慮なくいただければと思います。
S様、度重なるご用命誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
<西東京市 住吉町 S様邸>
屋根カバールーフ工事
屋根材:IGヒランビー極み220
下葺材:タジマ タディスホワイト
原 板:JFE鋼板 極み0.35mm
西東京市の雨漏り(あまもり)修理
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宮本工業有限会社
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