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当社で大活躍中のシャーリング（切断機）も導入から25年を過ぎ、今回初めての大規模メンテナンスを敢行しました。
構造的にはそれほど複雑なものではなく単純に言えば「押し切りの刃物」の超大型版です。正面からみると堂々とした機械感ですが裏側は意外にもスッキリしています。

年に一度の割合で定期メンテナンスは行っていますが、今回はシャーリングの肝である「刃」の換装です。その主役の刃がコチラ。

コチラは上部の刃ですが同じものが下部にも取りつけてあります。刃といっても日本刀のように薄い刃物ではなく厚みのある鋼材です。鋼材と言っても上部と下部の組み合わせで1mm単位で切断ができますので鋼自体の精度が半端ではありません。今回はこの面を換えるのが目的です。

上部の刃の面を換え同様に下部の刃の面も換えていきます。鋼の角材なので刀身は四面使えます。最後に各部のクリアランスを測り調整をして終了です。

切れ味が落ちてくると切断面にバリが生じてしまい、あざ折ができない中厚以上の板金加工や厨房などの業務用ステンレス貼り工事などに大きな影響が出てしまいます。作業をしていても気持ちのよい加工ができないのは問題ですからね。これでこれからもしっかりと活躍してくれることでしょう。25年で一面ということはあと75年は使えるという事、私はそこまではできそうにありませんが･･･。

機械もそうですがより良い作業を行う上で人間も心身のケアに努めて頑張っていかなければなりませんね。

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