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2025.06.03施工Blog 板金
<西東京市 ひばりが丘> 玄関屋根改修・板金工事
6月に入りましたが今日も雨の空模様、先週末の工事予定も雨の為に順延になっておりこのまま梅雨に入ってしまうのか少し心配になってきた今日この頃です。とは言っても少しづつでも作業は進めねばなりませんので無理ない範囲でできることをやるのみです。
さて今回は5年前に雨漏りの改修工事をさせていただいたお客様からの頂き物のお礼に伺うと何かおかしな感じが…。
奇妙な感じの原因を探るべくよく観察してみると玄関屋根が左側に傾いでいます。画像でもおわかりになる程に。
原因は陸屋根(防水)仕様のパラペット部笠木の納まり不良による雨漏れが原因でした。前回大屋根の改修工事の際に手をかけなかった部分の劣化が進みこのような状態になってしまいました。その際に状況は説明しておきましたがまずは大屋根の雨漏り修理が最優先事項でしたので費用の兼ね合いもあり様子見をしていた部分でもありました。
今回は施主様が外装にしっかりと手をかけることになり玄関屋根、外壁塗装、板金諸々の作業となりました。
まずは玄関屋根ですが既存屋根先端部が隣地境界に抵触していることもあり右側外壁に合わせたラインで切り詰めることに。木工事は懇意の大工さんにお願いして下地を作っていただきました。
雨漏りが原因で傷んでいる部分は交換してもらい屋根造作と軒天を復旧していただき板金工事にかかります。いきなりアフターですが瓦棒葺きで仕上げました。
今回のポイントは雨押えです。汎用の雨押えは長さの規格が6尺(1820mm)なのですが必要な長さに若干足りません。玄関に変な半端を入れて繋ぐのは見た目よろしくないので製作しました。一本で仕上げた方がすっきりとしてかっこいいと思う板金屋の小さなこだわりです。
桟鼻以外はもちろんすべて製作しております。
外壁は窯業系のサイディングでしたが同様の縦貼りの納期がかかることから汎用スタッコ模様の金属製で施主様の許可をいただき仕上げました。(全景画像参照)
玄関屋根の次は笠木の板金に。こちらも中途半端な施工によりサイディング裏に雨漏りが起きていました。部屋外部分なので気が付かなかったのでしょう。
笠木天板をケイカル板で仕上げてウレタン防水で処置していますが下まで巻き込んでいないため天板と側板の境目から雨水が侵入してしまっている状態です。
板金唐草を取り付けてルーフィングを貼り防水処理を行い板金笠木を施工します。
アールの部分があったので折下げではなく掴み込み仕上げに。このような手道具を用いています。
板金作業と並行して外壁の塗装も順に進めて完成です。雨戸や戸袋、ベランダのウレタン防水も一新です。
因みに5年前に行った工事がこちらです。板金屋冥利に尽きる屋根でした。当たり前ですが現在全く問題ありません!!
最後に仕上がった建物全景をどうぞ。
建物は手をかけることで本当に見違えるように綺麗になりますね。
前回の工事から5年経過しておりますが当時手をかけなかった部分が今回改めて不具合として現れました。費用をかけずに修理ができれば一番なのですが実際に雨漏りが起きている状況の場合はなかなかそうもいかないのが現状です。しっかりと手をかけておかなければいずれは現実に不具合として現れます。一気に手をかけることが建物にとってベストではありますが費用の問題等もありますのでその際は「何を最優先に手をかけるべきか」をご判断いただきその後のリスクに備えていただくことが必要となります。部分工事の際は必ずリスクが伴ういますのでその説明もしっかりとさせていただいております。
今回はその点を前工事の際に事前にご説明済みでもあり今後の居住年数を踏まえてご英断をいただきました。
N様、度重なるご用命誠にありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。
<西東京市 ひばりが丘 N様邸>
玄関屋根改修・板金工事
原板:JFE鋼板 極み 0.35mm
軒樋:Panasonic 半丸樋105
竪樋:Panasonic たてとい60
西東京市の雨漏り(あまもり)修理
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宮本工業有限会社
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